古材は、ある種特殊な素材で、味わい深く
とても魅力的な素材です。
住宅建材から店舗の内装・商品ディスプレイ用など
使い方はさまざま。
民家の屋根材や荷車・農耕用の鋤(すき)などとして、
利用されていたものを再利用し価値を蘇らせるところに、
そのおもしろさがあり、『人の営み』『なつかしさ』『愛着』
を感じます。
「長年、住生活に携わる仕事をしていますが、
今の時代は、自分の好みを住む人がチョイスし、
自分らしく暮らす時代だと感じます。
古材が絶対ではなく、自分らしさを出す選択肢の1つです。
またレストランやカフェバーのような、派手さや
デザイン性が日常に持ち込まれても落ち着きません。
ごく普通で、しかも、よそにはないといった、
自分だけの主張を家の一部に取り入れること、
その『こだわり』の選択肢の1つとして、古材があるのです。
これからのインテリアのあり方は、
そうやってお客様が選ぶ楽しみを、味わいながら
供給する私たちと一緒に、作っていくものだと考えます。
その結果から、できたアシスト・M渾身の作品がこちらです。
お客様もとてもアジアンテイストや古材が大好きで、
東南アジアにあるような家にしたいとのご来店でした。
しかし、当初は新築かリフォームかと、とても
悩んでおられましたが、新築を超えるリフォームを
ご提案させてただきましたところ、とても共感いただき、
工事の方に進めさしていただきました。
仕上がりは、どうやらお客様の想像を超えていたようです。
キッチンをリメイクしラオスの原住民が家の屋根に
使用していた、チーク材をキッチンの扉に加工し、
階段も同じ材料で仕立て、オーダーの扉もチークで仕立て、
取っ手は、現地の人が家畜の柵として使用していた物を、
取り付けました。
床は、チークとカリンの古材枕木を薄くスライスしたもので、
使うほど味がでます。
洗面のカウンターはアフリカ産のブビンガーという木を使いました。赤みが強く高級感あふれます。
もちろん、壁はフラン壁で、デティールまでこだわり抜いた作品です。
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